保湿成分の様々な種類
毎日のスキンケアに欠かせない「保湿」。ひとことで保湿と言っても、水分を保湿する方法は各成分によって異なっています。
<水分をたくさん抱え込んでいる保湿成分> コラーゲン
皮膚の表皮にあり、肌に弾力を保つ繊維状の成分です。化粧品に含まれているコラーゲンは表皮の保湿力を保つためのものであり、残念ながら真皮にまでは浸透しません。 エラスチン
コラーゲンと同様の真皮の繊維状の成分ですが、これも真皮には届かず、表皮の保湿力を維持するのに役立ちます。 ヒアルロン酸
皮膚の真皮にあるゼリー状の成分で、水分を逃がさない性質があります。保湿力がとても高い成分です。 ヘパリン類似物質
血液中にはヘパリンという水分含有力のある成分があります。この類似成分として作られたもので、医療分野では保湿剤などとして利用されているそうです。
<吸湿力のある保湿成分> 天然保湿因子
角質細胞内にある保湿成分で、アミノ酸や尿素、ピロリドンカルボン酸などのいろいろな種類があります。保湿力はそれほど強くありませんが、さらっとしてお肌に馴染み易いです。化粧水に配合される場合が多くあるようです。 グリセリン、PG(プロピレングリコール)
アルコールの一種であり、吸湿力があります。色々な化粧品に配合されています。
<水を挟み込んで逃がさない保湿成分> セラミド
角質細胞間脂質の一種で、高い保湿力を持っています。水分をはさんで閉じ込める性質があり、保湿の持続力もあります。美肌には必要不可欠な成分でしょう。 レシチン
セラミドと同じように、水分を挟み込んで逃がさない性質があります。大豆からとれる成分です。 スフィンゴ脂質
セラミド以外の角質細胞間脂質は、スフィンゴ脂質と呼ばれています。保湿力はセラミドには勝てませんが、お肌に馴染み易い成分です。
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